「大中小」ジョッキって、容量はどのくらい?
ジョッキには大中小いろいろあるが、「大ジョッキ800ミリリットル」などと、その容量を書いたメニューにお目にかかったことは一度もない。唯一の例外は、僕がよく行くビアホールにある「リッタージョッキ」だ。名前からして、容量は(計量カップで確かめてはいないけど、多分)1リットルだろう。しかし、ほかの大中小のジョッキには容量の表示がまったくない。これも不明朗ではないだろうか。メニューに書こうと思えば、できるはずである。
中ジョッキに比べて大ジョッキは、値段の違いほどには量の多くない店が目立つという話も聞いた。大ジョッキが割高なわけだが、容量表記が普通になれば、店側もこんなことはできなくなる。
僕のようなことを考えていたら、秋の夜長の酒もまずくなるかもしれない。 不明朗がイヤなら、家飲みすればいいじゃないか、という意見もあるだろう。でも、家と外とでは雰囲気が違う。できれば外でも明朗に飲みたいのである。(岩城元)