プチ仮装に、プチパーティーがおススメ
日本にハロウィンを広める活動している「日本ハッピーハロウィン協会」の岡本恭和(きよかず)代表に話を聞いた。
――約20%の企業でハロウィンの社内イベントをしているという調査がありますが、実際はどのくらいの企業が行なっているのですか。
「協会では正確に把握しきれていないのが現実です。メディアでは、オモチャなどのキッズ関連会社や、アミューズメント系企業の仮装イベントが取り上げられていますが、グッズの販売促進とセットになっています。
ただ、2014年に渋谷で大々的に騒がれた頃からは、女性の多い職場で増えてきた気がします。あの時、渋谷で盛り上がった女性たちが結婚してママになり、子どもを仮装させ、家庭でも職場でも広めている印象があります。また、IT企業など若い人が多く、自由な雰囲気がある職場でも広がっていると聞いていますが、まだまだ少ないですね」
――地方自治体でハロウィンイベントを行なうところが増えていますね。
「はい。秋祭りないところに、秋祭りに代わるイベントとして浸透してきました。横浜、札幌、網走、弘前、鹿児島......。たくさん増えています。新たな町おこしとして人気を集めており、そういう地方都市では、会社の中にも広がっているようです」
――職場でハロウィンイベントを楽しむにはどんな工夫がおススメですか。
「本格的な仮装ではなく、プチ仮装がいいでしょう。百円ショップで、つけ耳やハロウィンカラーのオレンジのグッズを買って、クッキーやカボチャプリンなどを並べて、プチパーティーをするのです。
年末年始の忘年会や新年会のように、秋に恒例の社内交流会といった感じで定着していくといいですね」
(会社ウォッチ編集部・福田和郎)