「スマホのタップで200万円!」――カリスマ主婦は架空の人物だった ネット儲け話にご注意

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「簡単に高額収入が得られることなどありえません」

   消費者庁が、「Quest」の遠藤淳一代表らから事情聴取した結果、ビジネスを考案したという「あやパン」こと加藤絢子という人物は実在しないことがわかった。4人の1期生たちも架空の人物だった。また、最初の商材を買った申し込み者全員に5万円をキックバックするという話もウソで、もらった人は1人もいなかった。

   消費者庁の告発に対し、遠藤淳一代表は「廃業する」と述べたというが、10月17日現在、同社の商業登録については解散登記も清算人選任登記もされていないという。

   消費者庁ではこうアドバイスしている。

「インターネット上には、スマホアプリを操作するだけで、収益が得られるとうたう業者が数多くします。ほかにもカリスマ的な指導者が収益をあげていることをアピールしたり、ウソの体験談を掲載したりして、簡単に稼げることを信じ込ませようとする業者が後を絶ちません。情報商材は、購入してメールで届かないと中身を確認することができません。簡単に高額収入が得られることなどありえません。少しでも怪しいと思ったら、すぐに契約せずに、消費生活センターに相談してください」

(福田和郎)

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