2018年10月15日から「新聞週間」が始まったが、18歳の半数以上が新聞を読んでおらず、日々のニュースは1位テレビ、2位ソーシャルメディア、3位ニュースサイトから得て、新聞は6番目であることがわかった。
また、メディアとしての「信頼度」も、テレビのほうが高かった。公益法人日本財団が新聞週間の開始日に合わせて発表した「18歳意識調査 新聞」で明らかになった。
情報源1位はテレビ、2位SNS...新聞は6位
まず、ふだんから新聞を読んでいるかどうかを聞くと、「読んでいる」と答えたのは47.5%で、半数以上の52.5%が「読んでいない」と答えた=図表1参照。新聞を読まない理由を聞くと(複数回答)、1位が「面倒くさい・読む時間がない」(52.5%)、続いて「家で新聞をとっていない・新聞を読む習慣がない」(30.7%)、「お金がかかる・金銭的余裕がない」(28.3%)、「ほかの媒体(テレビやネット)で十分だから」(23.3%)、「興味がある記事が載っていない」(19.0%)などとなった。
新聞の代わりにどのメディアから日々の出来事やニュースの情報を得ているか(複数回答)を聞くと、圧倒的な1位が「テレビ番組」(77.3%)で、理由は「便利」。続いて「ソーシャルメディア」(39.8%=無料)、「ニュースサイト」(36.4%=普段からよく目にして、昔からある)、「テレビCM」(28.4%=情報が早い)、「動画サイト」(22.1%=情報量が多い)となり、新聞はやっと6位の28.3%だった。
また、信頼できるメディアはどれかを聞くと(複数回答)=図表2参照。やはり1位は「テレビ番組」(77.3%)で、理由は「情報が正しいか流す前にしっかり確認していそう」。2位は「新聞」(37.3%=わかりやすい・詳しい)、3位は意外にも「ラジオ」(18.3%=情報の出どころが明確)、4位が「ニュースサイト」(16.5%=信頼できる)となった。