大きな決断を要するプロジェクト 大切なことはこれだ!?(大関暁夫)

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決断したら、迷いは禁物!

   費用面は確かに高いのですが、生命保険の手術特約の対象になることも調べが済んでいましたので、高額とはいえ、全額自費になることはなく、その点は少し気がラクではありました。そして、この明快で説得力のある説明に、私はこのクリニックで手術をすることを即決したのです。

   日程もその日から約3週間後の予定していた日にちに、ちょうどクリニック側の空きがあったので、スムーズにすべての段取りが整いました。そしてほとんど不安のない状態で手術を受けることができ、手術は無事に成功。現在は長年の持病ともおさらばして、非常に快適な毎日を送っております。

   なぜ、今回こんな話をしたのかと言えば、常々経営者とともに会社運営を考える仕事の中で、プロジェクトを決断する際のポイントと、ポイントの押さえ方というものが身についているわけで、今回はその経営マインド的習慣がとても役に立ったと思ったからなのです。

   具体的には、まず大きな決断に基づく新プロジェクトの取り組みや既定路線の変更は、不測の事態にも対応できるようスケジュール的余裕を持って動き出すことです。予備調査には時間をとって入念に。代替案との比較検討にも極力多くの時間を割いて慎重に対処することです。

   最終決断は可否判断のキーファクターを決めて、それがクリアされるなら、一気に前に進める。ここで迷うとうまく前に進まず、失敗や中止に至ったり、機を逸し十分な効果が得られなかったりたりします。

   決断したら早期実行あるのみです。最後に費用対効果の考え方。それ相当の効果が見込めるものに対しては、それに伴う常識的な費用は問題視しないのが原則です。

   以上、何かのご参考になれば幸いです。(大関暁夫)

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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