「正社員で働かない妻は不要?」稼ぎの少ない夫の言動にネット炎上

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夫には結婚生活の「当事者意識」が欠けている

   ――なるほど。問題点を整理すると、どうなるのでしょうか。

川上さん「こうなりますね。彼=収入責任は半々、家事・育児は妻にお任せ。投稿者=収入責任は半々。家事・育児は(おそらく)100%自分負担――。こう考えると、投稿者が怒るのも無理はないと思います。
ただ、彼のほうはそこまで明確に整理して話しているわけではない可能性があります。夫は働き、妻は専業主婦という典型モデルに引きずられたまま、むしろお互いの将来を考え、また自分の収入に過度な期待をもたないように配慮しての言葉かもしれません。そうだとすると、悪気がないとも言えますし、一方で考えが足りていない、とも言えると思います。
価値観の違いを感じつつも、やはり結婚したいと思うのなら、こうした対等の観点から、お互いに見えている部分と見えていない部分をオープンにしたうえで、2人の試練として共に乗り越えていけばよいでしょう。結婚したらそんな場面の連続ですよ。そう考えると、結婚後、長い人生を共にする2人にとって、ちょうどよい練習問題と言えるのかもしれません」

(福田和郎)

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