世界を意識して「スタートアップ」する
発表会では、事業構想大学院大学の学長で教授の田中理沙氏と、内閣府製作統括(科学技術・イノベーション担当)官付企画官の石井芳明氏を招き、森岡社長とパネルディスカッションも行われた。
「日本の未来を拓くスタートアップエコシステムとは?」をテーマに、それぞれの考えが飛ぶ。時価総額10憶円を超える企業の半数がアメリカ、約2割が中国という現状に着目し、「世界へ出て行って成長するスタートアップをつくることは、政府の命題でもある」と石井氏。森岡氏は、「スタートアップの時点で、海外マーケットを意識した目線の高さを持つことが必要だ」と語った。
両者に共通したのは、大企業とスタートアップ企業が手を取り合い世界で活躍することで、日本が豊かになる。そんな将来像だった。