職場の給湯室で、新入社員がお小言を浴びせられ......
職場でも給湯室で、お客様に出した茶器を片づけている新入社員に、
「洗い方が違う」
「湯呑の拭き方が甘い」
などと、注文をつけている先輩社員の姿も見かけます。
茶器だけでなく、雑巾の置き場所やゴミの捨て方など、先輩としては自社の慣習を覚えてほしくて言うことも、新入社員には、
「この程度のことでいちいちうるさい」
などと、お小言のように感じてしまうものです。
実務で悪影響を与えるほどの事柄でなければ、少々のことには目をつぶり、
「ありがとう」
と言うことが何より大切です。
「助かったよ」
「前より上手になったね」
「すごい」
「さすが」
などポジティブな言葉をたくさん使って褒めれば、きっと次回はもっと上手にできるようになるはずです。
家庭でも職場でも相手へ感謝の気持ちと労いの言葉をこまめにかけることが良好な関係を築くコツです。(篠原あかね)