企業情報の東京商工リサーチの「2017年の全国社長の出身大学」調査によると、社長の出身大学のトップは日本大学の2万2183人で、調査開始から8年連続の断然トップを守った。2018年10月9日の発表。
日大は、19年に創立130周年を迎え、約116万人の卒業生を数える「マンモス大学」。卒業生が圧倒的に多いこともあり、唯一2万人を超えた。
国公立は上位100位内に25大学
社長の出身大学ランキングは、別表のとおり。トップは日大。次いで、2位が慶応義塾大学の1万918人、3位が早稲田大学の1万696人と続く。上位3校は1万人を上回り抜け出ている。
明治大学8866人が4位。5位が中央大学8146人、6位が法政大学6505人と、いずれも東京都に本部を置く。7位が近畿大学、9位に同志社大学、10位に関西大学の近畿勢が入り、トップ10校をすべて私立大学が占めた。また、トップ10位は前回と同じ顔ぶれ。
都道府県別の上位をみると、西日本では地元や域内の大学が目立ち、東日本の「中央」志向に対して、西日本の「地元」優先の構図が浮き彫りになった。
また、国公立大学をみると、11位の東京大学の3878人を筆頭に、21位に京都大学の2489人、22位に大阪大学の2414人、26位の北海道大学2161人、27位の九州大学1984人、29位に東北大学の1927人と、旧帝大が並んだ。
このほかの国公立大では、33位に神戸大学、34位が広島大学、44位に名古屋大学、46位の千葉大学、53位の岡山大学、54位に長崎大学、57位の鹿児島大学、61位の新潟大学と続き、国公立大学はトップ100位に25大学(前年も同じ)がランクインした。
なお調査は、東京商工リサーチの企業データベース約480万社の代表者データから、公開された出身大学を抽出、集計した。集計対象外企業は22万1819社。