残業時間が多いのは「世の中のニーズ」「仕事の専門性」の高い職種
その一方で、残業時間が最も多かった職種は「ゲーム(制作・開発)」で、残業時間は月平均で45.3時間だった。これは1か月の出勤を20日間とした場合、残業時間は1日あたり2時間16分となる=別表参照。
スマートフォンの普及によってゲーム人口は大幅に増加しているが、ゲーム開発の中でもオンラインゲームや携帯ゲーム、ソーシャルゲームは日々の改修や開発が欠かせない分野のため、スピーディーな対応力が求められている。それが残業時間の多さにつながっているようだ。
また、3位と5位には施工管理職がランクイン。オリンピック需要に伴う建設ラッシュがあちらこちらで発生しているにもかかわらず、分野によっては職人が少なく、なかなか工事が進まないことがある。
そうした結果として、工事スケジュールに遅れが生じがちになり、納期を厳守するために必要な残業が発生することもあるとみられる。
「世の中のニーズ」や「仕事の専門性」の高い職種で、残業が多くなる傾向にある。