血液型で性格判断、場を和ます軽い気持ちでも「ブラハラ」です(篠原あかね)

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!
「しゃべらないとA型ですねぇ」

   はい、私は一言も発せずにそこに居るだけですと血液型はA型に見えるようです。しかし、おしゃべりを始めると途端に「B型ですね!」に変わります。

   えぇ、私はB型です。

  • 血液型はプライバシーにかかわります!?
    血液型はプライバシーにかかわります!?
  • 血液型はプライバシーにかかわります!?

4つの型でカテゴライズなんてナンセンス!

A型は「几帳面、真面目、神経質」
B型は「マイペース、飽きっぽい、自己中心的」
O型は「おおらか、社交的、おおざっぱ」
AB型は「天才肌、感受性豊か、打算的」

   血液型には、こんなイメージがあるようです。

   宴席で血液型の話になり、同じ血液型の人がいると「おぉぉぉ!仲間よ!」なんて思わず握手をしてしまったりしますが、冷静に考えれば人類の性格をたった4つの型でカテゴライズしてしまうとはずいぶん強引な話でもあります。

   そんなことは承知のうえで宴席のネタにしている分にはよいのですが、これが採用などの場面になると問題です。

   もうだいぶ少なくなったと聞きますが、私が若手の頃は「同じ成績の学生がいて、どちらか一人しか採用できない場合はB型にしろ!」なんて本気で言う会社もありました。

   最後の最後に血液型で合否が決まるなんて求職者には気の毒な話ですが、自社の社風に合った血液型(と思い込んでいる)の人材を採用すれば、とりあえず安心という感じだったのでしょう。

   これ、今だったら「ブラハラ」です。

篠原あかね(しのはら・あかね)
リクルートにて企業研修アシスタント、金融機関等での役員秘書を経てビジネスマナー講師として活動。2011年よりスマートコミュニケーションズ代表。ビジネスマナー、コミュニケーション、CS向上等の企業研修のほか、自身の宴会幹事経験をもとに「愛される宴会部長セミナー」も主催。著書に『宴会を制する幹事は仕事も制す。』『マンガ 黄金の接待』(監修)などがある。お客様や社内で愛されキャラになるコツを悩める社会人へ発信中。
姉妹サイト