増税で喫煙者が減ることを期待
調査によると、たばこ税の増税に伴う値上がりについて、賛成派は7割を超えている。非喫煙者の9割近くが賛成しているほか、女性のほうが男性よりも多いことがわかった。賛成の理由には、「健康面への影響を考えて」や「嗜好品だから」「喫煙者が減ってほしい」「分煙設備の向上」などの声があり、増税によって喫煙者が減ることを期待しているようだ。
全体の3割弱にあたる反対派の理由をみると、
「喫煙者ばかり負担が大きく不公平」
「偏った税の徴収は好ましくない」
「増税するなら喫煙環境もしっかり整備するべき」
「喫煙の抑制にはつながらない」
などの声が寄せられた。
たばこ税の増税は、税収を得ると共に受動喫煙の防止や健康増進による将来的な医療費削減などが主な目的。ただ、調査結果からは、10月1日からの増税で禁煙する人が増える可能性は低いようだ。
なお、調査は東京、神奈川、埼玉、千葉に在住する20~69歳の男女2000人を対象に実施した。