早稲田大・惟光の手応え FXに応用! 株の「うねり取り」
FX取引をこうして綴ってきたが、時間が経つのは早いもので、もう1年が過ぎようとしている。今日に至るまでいろいろな取引手法を学んでは実践し、昨年の今頃より、ひと回りもふた回りも投資に対して理解を深められたと思う。
この1年の前半は、特にロウソク足の並び方や世間を騒がすニュースなどを参考に取引してきた。自分で設定した損切りラインにかかってしまうことが多く、「失敗が多かったなぁ」と反省している。
大局的な数か月にまたがるトレンドを意識せず、短期的な時間幅のその中でも直近の数本のロウソク足にしか注意していなかった。振り返れば、そのために読みが浅くなり、損切ラインが不適切になってしまったと考えている。
年後半は、3の倍数月にわたって形成されるうねりを意識した売買手法である「うねり取り」を実践してきた。株の売買手法について、林輝太郎氏が執筆された「うねり取り入門―株のプロへの最短コース」(同友館刊、1998年)を読み、触発されてFXにも応用できるのではと思い実践してきた。
まだまだ私の技術不足で改善することが多いが、この手法と理論は初心者にもわかりやすく、自分もうねりに乗ることができた。今後もさらに勉強を重ね、この手法を極めていきたいと思っている。
FXを1年間継続して、1番うれしかったことは、自分で勉強したことが実際の利益になる瞬間であった。これまでは勉強した知識がお金になるという経験をしたことがなかった。こうした投資の知識が私に利益をもたらし続け、人生を豊かにしてくれると信じている。これからも、投資を勉強し、実践し続け、より高度な投資家へと成長したい。