言葉遣いでン千万!? その一言で人生棒に振るかも......(篠原あかね)

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言葉遣いはその人の知性と品位の表れ

   パワハラ裁判の損害賠償額は、時には数千万円以上に及ぶことが珍しくありません。

   部下を指導する立場の年代は、仕事だけでなく家庭でのストレスも重なる時期です。頭ではいけないとわかっていても、部下がミスを繰り返す、期待どおりの働きをしてくれない場面が続くとイライラして感情的な言動をしてしまうことがあります。

   そんな様子を部下や周囲は冷静に見ており「パワハラでは?」と思うわけです。

   パワハラ認定されると、自身の会社での立場が悪くなるだけでなく、金銭的負担も生じます。住宅ローンや教育費など、何かとお金がかかる時期に予定外の支出が生じるわけですから、家族関係が悪化する可能性もあります。ひと度、口から出てしまった言葉を回収するのは困難です。

   「どこまでが業務で必要な範囲か」「NGワードは何か」を意識した言葉選びが大切です。

   言葉遣いはその人の知性と品位の表れとも言われます。美しい言葉を使うと人間関係もよくなります。丁寧な言葉遣いでパワハラ防止に努めましょう。(篠原あかね)

篠原あかね(しのはら・あかね)
リクルートにて企業研修アシスタント、金融機関等での役員秘書を経てビジネスマナー講師として活動。2011年よりスマートコミュニケーションズ代表。ビジネスマナー、コミュニケーション、CS向上等の企業研修のほか、自身の宴会幹事経験をもとに「愛される宴会部長セミナー」も主催。著書に『宴会を制する幹事は仕事も制す。』『マンガ 黄金の接待』(監修)などがある。お客様や社内で愛されキャラになるコツを悩める社会人へ発信中。
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