2018年8月20日に1ドル110円台半ばだったドル円相場は、27日には111円前半を付けた。ドル円相場は相変わらず、トランプ米大統領の一挙手一投足で乱高下する。
20日、トランプ米大統領がパウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長の利上げ姿勢に「不満をもらしている」と伝わると、110円台後半の上昇基調にあったドルが110 円近辺まで値を下げ、翌21日はその流れを引き継ぎ109円78銭円まで続落した。その一方で、北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉で米国とメキシコが合意に近づいたと伝わると、今度は110 円台半ばまで反発。23日には米中貿易戦争をめぐり、米中双方が互いの製品に160億ドル相当に25%の追加輸入関税を発動するなか、ドル買いが強まると111円を上抜けた。
こうしたドル買い基調のなか、慶応大の石油王が抜け目なく動く。早稲田大の惟光は、評価損の回復に、ホッとひと息。じっとガマンを貫いた。明治大のRWは取引を見送った。
もし、あのとき損切りしていたら......(早稲田)
8月24日(金)
今週の火曜日から木曜日にかけてドル円の価格は上昇し、3日続けて陽線(終値が始値より高かったことを示す)を記録した。特に3日目の木曜日には一日で0.8円ほどもドル買い円売りが進行した。
これによって今まで持ち続けてきた買いのポジションの評価損益がかなり好転した。マイナス方向へ数字が伸びる一方であったが、損失評価額は先週の半分以下ほどに落ち着いた。先週までにおいて、相場は上昇トレンドの中にあると考察できていて本当によかった。
もし、あのときに「もう、これ以上は上昇することはない」と判断して損切りしていたら、かなりの損失額を出していたことになる。長期にわたって保有するスイングトレードの形態を取っているために短期的な、一時的な、価格の下げによって動揺してポジションを閉じてしまうのはよくないことなのだと、身に染みてわかった。どんなときも、少しは身を引くようにして、ガマンすることも大切なのだ。
とはいえ、ガマンし続けるのはかなりつらかった。評価損を取り返せなかったらどうしようと、毎日思い続けるのは大変だった。スキャルピング(ポジションを保有したあとにわずかな利益が出たら、それを確定させて少しずつ儲けるデイトレード手法の一つ)をしていたときは、売買判断の速さに過酷さを感じていたが、長期にわたるスイングトレード(数日から1週間程度、ポジションを保有して売買を繰り返し、利ザヤを稼ぐトレードの手法)であってもつらい局面というものはあるのだなと感じた。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
8月24日現在 9206円
逆指値で買い注文、してやったり!(慶応)
8月23日(木)
この日のドルは全般的に上昇傾向で、正午過ぎからは110円75銭から90銭付近の狭いレンジを上下していた。そのため、110円95銭で逆指値の買い注文を行った。夜間も上昇は継続し、111円22銭で決済した。
1万2405円が1万2669円に増えた。
前週からの損益 プラス264円
8月24日現在 1万2669円
明治大のRWは、今週も取引を見送った。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
8月24日現在 9675円