マドンナと故アレサ・フランクリン、意外な関係?
元祖「お騒がせ女王」は、還暦を迎えても世間が放っておいてくれません。
先日、米国で開催されたビデオミュージック授賞式にプレゼンターとして出席したマドンナのスピーチが、世間を「騒がせて」いるのです。故アレサ・フランクリンへの追悼スピーチが、「追悼になっていない!」と多くの批判を集めることとなってしまいました。
マドンナはスピーチの中で、アレサ・フランクリンがいかにマドンナのキャリアに影響を与えたかを語りました。
デビュー前に受けたオーディションで、アレサ・フランクリンの歌を歌ったことが彼女の人生を変えたことを紹介。それまでプロのダンサーを目指していたマドンナが、歌手として生きる道をつかむきっかけになったと語ったのです。
She led me to where I am today.
I want to thank you Aretha for empowering all of us.
(彼女が、私を今いる場所に導いてくれた。私は、アレサが私たち全員に力を与えてくれたことに感謝をします)
empower:(動詞)活力を与える、エンパワー
アレサがいなければ、今の自分はない。アレサのおかげで、無一文だった無名の自分にスターへの道が開けたと、人生の道筋を変えてくれたアレサへの感謝のことばでスピーチを締めくくりました。
ところがこのスピーチ、想定外の「騒ぎ」を引き起こしてしまいました。5分間のうち、ほとんどがマドンナ自身のキャリアについて語っていて、「アレサへの追悼のことばが足りない」と、ネット上に非難の声があふれてしまったのです。