くすぶるトルコ危機への懸念、荒れぎみのドル円相場に早慶動けず

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   ドル円は110円台前半~111円台半ばでの、レンジ相場となった。米国とトルコの緊張が高まったことで、2018年8月13日には110.11円の安値をつけたが、トルコの中央銀行がリラ安の進行について、「あらゆる措置を講じる」との姿勢を示したことから、小幅に反発。さらに翌、15日にドル円相場は111円台半ばまで上昇した。

   とはいえ、トルコ危機の影響がくすぶったまま。一進一退と繰り返す、難しい相場。そうしたなか、早慶ともに相場をにらんで膠着。早稲田大の惟光は保有する買いポジションの売却のタイミングを探り、慶応大の石油王も荒れぎみの相場に様子見を続けた。明治大のRWは今週も取引を見送った。

  • 早慶、身動き取れず……
    早慶、身動き取れず……
  • 早慶、身動き取れず……

トレンドの傾向が出るまではガマン!(早稲田)

8月17日(金)
   今週は日足チャートにおいて、陽線と陰線が繰り返すレンジ相場となった。先週から引き続きさほど大きく値が動くこともなく、111.20円~110.50円の値幅の中をロウソク足の実線が収まる形となっている。
   日足のラインチャートに目を移すと、3月23日以来、上昇トレンドを見せてきた日足チャートであるが、ここ2週間ほどのラインは若干の下げ調子を呈している。上昇トレンドの中でも、小さな下降トレンドが一時的に構成されることはあるが、少しラインの下げが続いてきているようすが見受けられる。
   しかし、3か月の倍数月を意識したうねり取りの観点からすると、まだポジションを決済するには早い。3月23日を起点とすると、次に注目されるのは9月23日である。それまでにはまだ丸々1か月が残されている。
   また、このように2週間ほどはレンジ相場が続いており、方向感がない相場となっており、トレンドの傾向が出るまで様子見するのが賢明であろう。トレンドが顕著に現れないからと言って、一度つくったポジションを早々と手放すのはよくないと考えた。9月の23日付近までは待つつもりである。
   いまだトレンドの転換点には早いと判断した。買いポジションの決済は見送った。

   前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
   8月17日現在  9206円

プロフィール
早稲田大学 惟光
早稲田大学文学部2年、埼玉県出身。尊敬する人は、「投資の神様」ウォーレン・バフェットに紫式部! 旅行や写真が大好きで、サバの竜田揚げも大好き。 将来は「チャンスを平等にすることがしたい!」という。これまでFXはスキャルピング(ポジション保有後、短時間の内にわずかな価格変動から儲ける方法)で取引していたが、最近はスイングトレードに転向した。仮想通貨の取引も始めるなど、投資への関心は強く熱い。
明治大学 RW
明治大学総合数理学部2年、長野県出身。好きな歌手は、乃木坂46。趣味は映画観賞や乃木坂46が出ている番組の視聴で、週末などに楽しむ。将来は、IT系の仕事に就きたいと考えているが、今は単位を落とさないようにするのに必死。(笑)株式投資からスタートし、最近はビットコインを少々カジッたところ。為替相場は株式投資にも影響する大きな材料。FX投資はデモ口座でやったことがある程度だが、大学対抗戦となれば、話は別。経験を積みながら、トップを狙う。
慶応大学 石油王
慶応大学商学部3年、京都府出身。好きな歌手はCHEMISTRY。将来は証券ディーラーになりたい! 小学生のとき、父のFX投資を間近に見ていたことをきっかけに、為替に興味を持つ。中学1年のときのリーマンショックで怒涛の円高を目の当たりにし、この時に円を売っていれば大儲けできたのではないか、と気付いたという筋金入りのFX投資家。現在はテクニカル分析と呼ばれる、チャートの形状を判断材料としてトレードする手法を研究中。為替相場の世界で大成功を収めることを夢見て、日々精進中という。
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