「料金が安くなる」と言われ、オプションでもっと高く
【事例3】「料金が安くなる」と言われ契約したら、オプションで高額に。
大手通信会社の関連会社と思わせる事業者から勧誘電話があった。「安くなる」というので申し込んだ。事業者の指示でウェブページから転用承諾番号を取得して伝えた。払込用紙が届いたので請求内容を確認すると、契約した覚えのないパックのオプション料金1000円と、払込用紙代の手数料が加算されていた。事業者に問い合わせたが、担当者から折り返すと言ったまま連絡が来ない。 (30歳代女性・青森県)
「今より安くなると言われたのに、かえって高くなった」「説明された料金と実際の請求額が違った」という苦情は多い。事業者に「安くなる」と説明されても安易に信用せずに、契約の前に、しっかりと料金やオプションの有無、契約の中身の詳細を確認することが大事だ。
【事例4】スマホの説明を聞きに行っただけなのに、光回線の転用手続きが行われていた。
新しいスマホに興味があったので携帯電話会社の販売店に説明を聞きに行った。契約はしないことを前置きに、個人情報を伝えて機能や料金プラン等の説明を1時間ほど聞いた。後刻、自宅のメールアドレスに契約先の大手通信事業者から転用手続きと違約金約1万円を請求するというメールが届いた。大手通信業者に問い合わせると、「光回線の転用申し込みがあったので連絡した」と言われた。転用を了承した覚えはない。(70歳代、男性・福島県)
光コラボとの契約を了承した覚えがないのに、契約したことになっているケースも見られる。また、光コラボ事業者に契約前の検討資料としてパンフレットを送ってほしいと依頼したところ、契約書が送られるケースもあるため注意したい。契約した認識がなくても契約になっている事例があるため、覚えのない事業者から書面が届いたらすぐに内容を確認することが大事だ。
契約した覚えがなければすぐに事業者にその旨を申し出て、らちがあかなければ最寄りの消費生活センター「電話番号188(いやや!)」に相談しよう。
また、国民生活センターは2018年7月26日、「光コラボレーションモデルってなあに?」という漫画つきガイドブックを、ホームページに掲載。注意を呼びかけた。