ホームステイと、なにが違うの?
でも、一般家庭に旅行者などを泊めるのって、ホームステイもあるじぇい。ホームステイと民泊とは、なにが違うきゃすう?
民泊とは、法令上の明確な定義はありませんが、一般に住宅(戸建て住宅やマンションなどの共同住宅)の全部または一部を活用して、旅行者などに宿泊サービスを提供することを指すとされます。
民泊新法を制定した目的は、国内外からの旅行客の宿泊に対する需要に的確に対応して、その来訪や滞在を促進して、国民生活の安定・向上と経済発展に寄与すること(民泊新法1条)にあります。つまり、旅行客などを宿泊させる対価として「宿泊料」を得ることが事業となっています。
一方、ホームステイは、通常は留学生などがその国の一般家庭と寄宿して生活体験をすることが目的です。留学生などが滞在している期間は、「通常の生活を行う場所が移る」ことになりますので、留学生などを寄宿させる一般家庭が金銭を受け取る場合、その金銭は住居を通常の生活を行う場所として利用させる対価といえ、その法的性質は賃貸借契約における「賃料」と考えられているのです。
そうすると、1泊ではホームステイにはならないんきゃすね
そうですね。1泊だけでは、通常は生活体験することが目的といえないですし、生活の本拠が移っているともいえないので、ホームステイにならないといえます。