「声を上げ続けよう」に英語でふれよう!
2018年7月、バラク・オバマ前米大統領が南アフリカ・ヨハネスブルクで行った、ネルソン・マンデラ元大統領の生誕100年を記念する講演には、約1万5000人の聴衆が詰めかけました。退任以来、最も注目が集まったオバマ氏の演説は、直ちに数か国語に訳されて、世界中の人々に届けられました。
オバマ氏は、「事実」を軽視して「うそ」が堂々とはびこる政治を強く批判する一方で、若い世代に「声を上げ続けよう。世界を変えるチャンスはある!」と熱く訴えました。
Keep believing. Keep marching. Keep building. Keep raising your voice. Every generation has the opportunity to remake the world.
(信じ続けよう、進み続けよう。築き続けよう、声を上げ続けよう。どんな世代にも、世界を変えるチャンスはある)
・raise one's voice:~の声を上げる
Mandela said young people are capable when aroused of bringing down the towers of oppression and raising the banners of freedom.
(マンデラは「若者は奮起した時こそ、抑圧の塔をたたき壊して自由の旗を掲げることができる」と言った)
・arouse:奮起する、立ち上がる
・oppression:抑圧
Now is a good time to be aroused.
(今こそ、奮起の時だ)
こういった名演説ほど、日本語訳ではなくオリジナルのことば(英語)にふれることをオススメします。息づかいや熱い思いが、ダイナミックに伝わってくるからです。
ちなみに、マンデラ氏もオバマ氏も、それぞれの国で大統領にまで上り詰めた、初めての黒人でした。