上場企業なら「慶應」、中小なら「日大」 社長の「出身大学ランキング」を読み解く

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   上場企業の社長の出身大学で、「慶應義塾大学」が260人で最多となったことが、帝国データバンクの調査でわかった。2018年7月25日に発表した。次いで、「東京大学」と「早稲田大学」が172人で並んだ。

   企業の規模を問わず、社長の出身大学トップの「日本大学」(2万1148人)は、81人で4位だった。5位は京都大学の79人。明治大学(73人)、中央大学(68人)、同志社大学(54人)、一橋大学(47人)、大阪大学(47人)と続く=別表参照。

  • 若手社長は東大出身が少なくないようだ(画像は、東大赤門)
    若手社長は東大出身が少なくないようだ(画像は、東大赤門)
  • 若手社長は東大出身が少なくないようだ(画像は、東大赤門)

日大、慶大、早大「同族承継」の割合高く

   大学進学率の上昇に伴い、国内大学の学生数が年々増加。文部科学省によると、2017年の大学学生数は289 万880人で、1990年(213万3362人)と比べて、75万7518人増えた。学生数の増加に比例して、大卒社長の数も増加しているようだ。

   社長の出身大学の上位は、「日本大学」の2万1148人が最多。次いで、「慶應義塾大学」(1万903人)、「早稲田大学」(1万283人)となった。この3大学の社長の就任経緯をみると、ともに「同族承継」の割合が最も高い。日大は54.5%が同族承継。慶大のそれは54.4%だった。ただ、早大出身の社長は同族承継が43.7%で、「創業者」(30.1%)と「内部昇格」(12.0%)、「出向」(4.8%)の割合が日大、慶大と比べて最も高かった。

   また、社長の出身大学を年商規模別にみると、「10億円未満」と「10億~50億円未満」では日大が最多。一方、年商50億円以上ではすべてで慶大がトップとなり、年商規模による違いが見られた。

   業歴別では、「100年以上」のトップは慶大で、5位に同志社大学が入った。100年未満のトップはすべて日大。慶大、早大、明治大学がトップ5にランクインした。

姉妹サイト