よみうりランドと海遊館が健闘したワケ
個別のテーマパーク・遊園地を見ると、断トツの2社の積極的な投資拡大が目立つ=別表参照。オリエンタルランドは、2018年6月、約2500億円を投じて多くの新アトラクションや飲食施設、ホテルなどの建設を目指す「東京ディズニーシー大規模拡張プロジェクト」を発表した。22年度中の開業を目標だが、来年度にもライドに乗って風や匂いを感じながら、世界中の名所や大自然をめぐるアトラクション「ソアリン(仮称)」がオープンする。
USJも、今春から新たに「ハリー・ポッター」や「おさるのジョージ」など子どもに人気のキャラクターやゲームを使った4つのアトラクションを一挙にオープンしている。 このほか、東京のよみうりランドが、2016年3月にオープンした親子一緒にモノづくりが体感できるエリア「グッジョバ!!」が人気を呼び、前年比13.7%増。また5年前の大規模リニューアルで、世界最大級の水族館となった海遊館(大阪府)が、外国人観光客の人気スポットにもなり、前年比11.3%増と好調だ。