激しい値動きとなったドル円相場。東京外国為替市場が休場だった2018年7月16日は1ドル112円台前半~半ばで推移。国際通貨基金(IMF)が米国発の貿易摩擦が世界景気の下振れリスクになると指摘したことや、米国政府が、米鉄鋼・アルミ関税に対する中国と欧州連合(EU)、カナダなどの報復関税は不当と、世界貿易機関(WTO)に提訴したとの報道で、乱高下した。
17日は米連邦準備制度理事会(FRB)、パウエル議長の議会発言に注目。米経済について楽観的な見解を示したほか、利上げ継続の考えを述べたことが好感され、1ドル113円手前まで伸びた。ところが、これにトランプ米大統領が噛みついた。FRBの利上げに不満を漏らしたほか、「強いドルは米国を不利な立場に置く」との発言で急速にドルが売られる展開に。20日には111円台半ばまで急落した。
こうしたなか、早稲田大の惟光は400ドルを買い増し。明治大のRWも円安局面に乗じてポジションを保有。慶応大の石油王はわずかなスキを見て利益確保に動いた。
ちょっと気負ったかも?(早稲田)
7月19日(木)
レバレッジは10倍程度が理想と考えているので、まだ買い増しする余裕がある。約定平均価格がより低くなるよう押し目(価格が上昇している場合にみられる、小さな下落のこと。下落が終わったところで、買いポジションを持つことを「押し目買い」という)をずうっと狙っていたが、なかなかやってこない。1時間足を見ても、相場は揉んでばかりで、もう下がらないのではないかと予測。ここで400ドルを買い増すことにした。
10時23分、112.78円で400ドルを買い増した。
7月20日(金)
見るからに相場がひっくり返っており、チャートを開いたときには驚いた。
ドル売り円買いが大きく進行しており、日足が大陰線となっている。まったく今日が「押し目」であったかと、残念な気持ちである。3月23日、5月29日、6月26日の安値を結んでできるサポートラインに向かって大きく値を下げた。ここまで大きく下がってしまったので、なんとも気持ちよくない。
押し目を狙って、まだかまだかと焦る感情が先走ってしまった。前日の買いは、適切な買い増しのタイミングとしては、ちょっとばかり速かった。勇む気持ちを押しこらえ、日足チャートのサポートライン(支持線。為替レートが、過去に何度かその水準で下げ止まった価格帯のこと)やレジスタンスライン(抵抗線。これ以上相場が上昇しないという認識をもちやすい価格帯のこと)をよく確かめて、2週間くらいはじっとこらえる。この忍耐強さが押し目を捉えるためには必要なのだと学んだ。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
7月20日現在 9206円
サポートラインが右肩上がりにうまく引けた(明治)
7月18日
22時頃、ドル円は長時間に渡って円安方向に上昇しており、1時間足では陽線(始値に比べて終値が高かった場合を示す)が続いていた。サポートラインも右肩上がりにうまく引くことができたので、それに合わせ買いでポジションを持った。
112.666円で買い、陰線(始値に比べて終値が低かった場合を示す)が続くような保ち合いの状態になったところで決済。
112.829円で決済。
前週からの損益 プラス163円
7月20日現在 9675円
米ニューヨーク時間になっても、大きな値動きなく......(慶応)
7月16日(月)
この日は祝日だが、ドル円相場は今日も取引されている。前週は日足チャートで大きな上ヒゲをつけて終わったので、売りの圧力が強まっているとみていた。この日は変則的に、22時頃に112円33銭で売ることにした。しかし、この日はニューヨーク時間になっても、あまり大きな値動きはなかった。結局、翌朝6時前に112円28銭で決済した。
1万2365円が40円増えて、1万2405円になった。
2018年7月17日(火)
前夜は112円20銭付近の安値を試す展開が続いていたようで、この抵抗帯を下抜ければ、下落局面になるのではと考えた。
そこで、112円17銭で売り注文を発注した(逆指値注文)。
しかし、16時すぎに112円20銭の抵抗帯を再度試す下落があったものの、ついに112円20銭のバリアが破られることはなく、そのまま上昇していってしまったため、この日は取引を見送った。
前週からの損益 プラス40円
7月20日現在 1万2405円