軟調なドル円相場が続いている。注目されたのは、2018年7月6日の発動を前にした米国による中国への追加関税だ。トランプ政権による貿易戦争の激化への警戒感が強まるなか、7月3には111.14 円をつけたが、翌4日の米独立記念日を控え、利益確定売りに押されて110 円台後半まで下落。上値が重く推移した。
トランプ米大統領の過激な政策に、6日、中国も直ちに報復関税を実施する方針を表明。貿易戦争の激化が懸念される。早稲田大の惟光は「111円の壁」を前に様子見を続行。慶応大の石油王が果敢に挑むが、その結果は......
「111円」は破ることのできない壁なのか!?(早稲田)
7月6日(金)
先週に引き続き、今週も値動きの乏しい1週間だった。日足のラインチャートを見てみると、7月2日を境にして反落してしまった。やはり111円というラインは強く意識されており、かつなかなか破ることのできない壁となっている。
5月下旬から続けて意識されている目安であり、これまで3度(5月21日、6月15日、7月2日)にわたって、ブレイクアウト(過去数度の高値や安値から意識される価格帯を、更新した場合にトレンドが勢いづくこと)するかと相場は上昇方向へ転じたものの、結局反落したのちレンジ相場に落ち着いてしまった。
ここ数か月にわたって上昇トレンドを示すものの、111円の壁を抜けることはできていない。ここでロウソク足チャートを見てみると、ペナントの形を形成していることに気が付いた。
111円のラインを垂直に引き、ここ2か月の間の記録的な安値(3月23日、5月29日、6月26日)を直線で結んでみると、三角形の角が描き出される。その頂点はあと1週間とちょっとでやってくる。この付近はトレンドが大きく動く節目になりそうだ。
この三角形の形はロウソク足チャートでもラインチャートでもきれいな形を呈しており、ペナントの形が確認できる。きれいな形であるため、この頂角付近では大きな値の動きが期待できそうだ。ブレイクアウトが確認できれば、買いでエントリーしたい。
今週は取引を見送った。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
7月6日現在 9206円
なお、明治大のRWは就職活動で忙しく、今週も取引を見送った。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
7月6日現在 9512円
自信がなかったけど「売り」を決断(慶応)
7月2日(月)
今週の相場は円安傾向で始まり、正午頃には111円まで上昇したものの、その後反落。相場を見た16時頃には110円60銭付近まで下落していた。
方向感がつかめず、この日は見送りとした。
7月4日(水)
3日16時頃までは円安が進んでいて、ドル円相場は6営業日連続の陽線(始値に比べて終値が上がったことを示す)となるかと思われたが、そこから円高に転じ3日は陰線(終値が始値より下がったことを示す)で終了したようだ。ジワジワと続いていた円安相場のターニングポイントとなる可能性がある。
これはチャンスとなるだろうか――。絶対という自信こそなかったが、当たれば大きいと考えて、きょうは売ることにした。損切り幅は20銭、利益確定幅は50銭と決めた。
勝率という点であまり自信がなかったからか、悪い予感が的中して、今回は損切りに終わった。
110円36銭で売り、110円56銭で買った。
1万2561円が1万2365円に減った。
前週からの損益 マイナス196円
7月6日現在 1万2365円