JR東日本は2018年7月6日、2017年度の管内すべての駅の乗車人員などのベスト100位までのランキングをホームページで発表した。
それによると、1位は新宿駅(1.2%増)~10位北千住駅(1.6%増)までのトップテン(別表参照)は2016年度と変わらなかった。特に1位の新宿駅、2位池袋駅(1.2%増)は記録が残る1988年以来、不動のツートップを維持し続けている。
上位100駅のうち93駅で利用者増える
J‐CASTニュース会社ウォッチ編集部の取材に応じたJR東日本の広報担当者は、
「首都圏の各駅の利用者は昨年より順調に増えており、上位100駅のうち93駅で前年より利用者が増えています」
と胸を張った。
特に東京駅(3位、3.0%増)~上野駅(13位、2.7%増)の沿線の各駅が好調で、「これは2015年の上野東京ラインの開通の効果が出てきたと思われます」という。また、海浜幕張駅(68位、3.4%増)と浦和駅(48位、3.1%増)の増加ぶりも目立つが、「これはそれぞれ幕張メッセとさいたまスーパーアリーナで行われるイベントの効果だと思います」(広報担当者)、とみている。
駅周辺の再開発でマンションが増えたことも利用者増につながっている。特にその効果が表れているのが、浦和駅と武蔵浦和駅(92位、3.2%増)だ。
一方、乗客数を減らしたのが渋谷駅(6位、0.2%減)だ。広報担当者は、
「2013年に東京メトロ副都心線と東急東横線が相互乗り入れを開始して、通過駅になったことが大きいと思います」
と説明している。