今週の「ニュースな英語」は、「英語で話すW杯」の第3弾。惜しくもベスト8を逃したサムライブルーこと、日本代表でしたが、優勝候補のベルギー相手の善戦ぶりには海外から称賛の声が寄せられました。
英国BBC放送のファン投票で、勝者ベルギーのどの選手よりも高評価を得たあの日本人選手から、「すべてを持っている男」と絶賛される19歳のニューヒーローまで、W杯ロシア大会で輝いた「あの選手」たちを、改めてご紹介しましょう。
英国ファンが最も評価した日本人選手
試合観戦もさることながら、私が楽しみにしていたのは試合後に選ばれる「man of the match」(最優秀選手)の発表でした。
とりわけ、英国BBC放送が実施する参加型企画の「how you rated players」(あなたの選手の評価は?)は、サッカー大国の英国が誇る「目の肥えた」ファンが投票することもあって、独自路線の評価がおもしろいのなんの!
選手の名声やゲームの勝敗をまったく無視した容赦ない評価にドキドキしつつ、サッカーをこよなく愛する国民性もうかがえて、ついつい結果が気になってしまいました。
そんなBBCの「how you rated players」では、日本代表が戦った4試合のうち、3試合で日本人選手が「player of the match」に選ばれるという栄誉を手にしました!
なかでも、乾貴士選手は、コロンビア戦とベルギー戦の2試合で「player of the match」に選ばれるほど、英国ファンから高い評価を受けました。
Belgium might have won to reach the World Cup quarter-finals - but it was Japan's player who impressed you most.
(勝者ベルギーはW杯の準々決勝に進んだが、ファンを最も魅了したのは日本人選手だった)
ベルギー戦で、乾選手が獲得した評価は10点満点中8.41とかなりのハイスコア。ベルギーチームで一番高いのがフェライニ選手の6.81でしたから、乾選手への高評価ぶりが伝わってきます。
ちなみに、BBCは日本代表を「サムライブルー」ではなく「the Blue Samurai 」(ブルーサムライ)と紹介。なんだかブルーな気分になったサムライのようで、違和感を覚えたのは私だけでしょうか(笑)。