金融市場を見渡してみよう
【投資市場の分散】
個人投資家の主な投資先市場としては、株式や債券、コモディティ(商品)、為替、仮想通貨などの市場があります。このそれぞれに投資資金を分散して、たとえば株式市場が下落しても、仮想通貨やコモディティ市場で利益を出すという手法です。
一般的に株価が上がると、リスクをとる投資家が増えるため、安全資産とされているゴールドの価格は下落します。この金融市場ごとの値動きの違いを利用しましょう。
たとえば、2018年1月から4月にかけて、日経平均株価は2万4000円から2万1000円割れまで下落した後、2万3000円まで回復しました=日経平均株価 日足チャート参照。その一方で、仮想通貨市場は低迷したままです=ビットコイン/円 日足チャート参照。
仮想通貨市場で売買をするよりも、株式市場で日経225指数を買ったり個別銘柄を買ったりしたほうが、利益を出すことができたかもしれません。
― 日経平均株価 日足チャート ― 出所:Yahoo!ファイナンス ― ビットコイン/円 日足チャート ― 出所:bitFlyer仮想通貨から投資に入った人は、他の金融商品に目がいく人が少ないようですが、まずは他の金融市場の値動きを見てみてはいかがでしょうか。