大丈夫? ビジネスシーンで気になる口臭 売り上げ伸ばすオーラルケア市場

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   オーラルケア市場が活況だ。歯ブラシや歯磨き、マウスウォッシュ(洗口液)、サプリメントなどとアイテムが豊富で、新商品も続々と投入されている。

   市場調査の富士経済によると、オーラルケアの市場規模は2016年に1742億円で、前年比4.4%増と大きく伸ばした。17年は3.3%増の1799億円(見込み)、18年には2.6%増の1845億円の成長を予測している。

  • 電動歯ブラシの利用者を、もっと増やしたい!(フィリップス「ソニッケアー プロテクトクリーンシリーズ」のニュースリリースから)
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相手との距離「45センチ」は要注意

   女性を中心に、ビジネスシーンなどで口臭を気にする人は少なくない。日用品の流通情報を運営するプラネット(東京都港区)の「スメハラ(スメル・ハラスメント)に関する意識調査」(2018年6月21日発表、サンプル数3373人)によると、他人のニオイが気になる人に「どんなニオイが気になるか」聞いたところ、1位は63.6%で「口臭」だった。

   ビジネスマナーに詳しい、スマートコミュニケーションズの篠原あかねさんは、ビジネスシーンで口臭に気をつけたほうがよい場面として、次のケースをあげる。

(1) 隣の席や背後で部下などにパソコンを見ながら業務を指導するとき
(2) お客様と対面で会話をするとき(特に相手との距離が45センチメートル以内になるときは要注意!)
(3) 新規の営業や商談などで初めてお客様とお会いするとき(特に名刺交換は距離も近く、挨拶を交わすので口臭が気になります)
(4) 同僚や部下と電車移動をするとき(つり革につかまりながらの雑談時は意外と気になるもの)

   タバコを吸う人は、喫煙後は要注意。ちなみに、前出のプラネットの調査では「タバコ臭(タバコを吸った後のニオイ)」が58.1%で、第2位だった。

   篠原さんに、仕事中でもできる口臭対策を聞くと、

・食後にブレスケア用サプリメントを飲む
・喫煙後には口臭用タブレット錠や飴をなめる
・こまめに水分補給をする(舌が乾いた状態にしない)
・口の周りの筋肉をしっかりと動かしながら話す(筋肉を使うことで唾液が分泌され口の乾きを防ぐと同時に聞き取りやすい話し方になる)
・緑茶など消臭効果のある飲み物をこまめに飲む
・アルカリ性食品(野菜やリンゴ、梅干し、レモンなど)を昼食時に意識的に摂る

ことが有効という。

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