2018年6月18日、1ドル110円台後半ではじまったドル円相場は、米中貿易摩擦の懸念や大阪北部で発生した震度6弱の地震を背景に「円買い」が進み、110円台前半まで下落。翌19 日にはトランプ米大統領が中国製品への追加関税を検討と報じられ、貿易摩擦の激化への警戒感から一時109.55円まで急落した。
その後も米中の「綱引き」で、ドル円相場も110円台近辺まで買い戻されたり、110円台を割り込んだりと、落ち着かない状況に。1ドル110円台後半から109円台半ばまでを、行ったり来たりした。激しい値動きに、早稲田大の惟光はエントリーチャンスを探り、慶応大の石油王もなかなかタイミングが合わない。明治大のRWは就職活動のため、取引を見送った。
「111円」のラインを読む(早稲田)
6月22日(金)
今週の相場は緩やかな下落相場だった。月曜日の高値は110.730円で、もう少しで111円代に突入するかと思われたが、値上がりの勢いは衰退しジリジリと1週間にわたって値を下げた。
前週(6月11日週)は米朝首脳会談があり、インパクトのある好材料であったため、一時的な上昇トレンドが形成されたもよう。しかし、今週は目立ったイベントがなかったため、大きなトレンドが形成される気配はなかった。さらに加えて、111円のラインはかなり強く市場参加者たちに意識されているようで、一時的かつ短期的な「ドル買い」圧力ではこのラインを突き破るのは難しそうだ。
この「111円」のラインについて、もう少し詳しく考えてみると、5月21日と6月18 日が111円のラインを意識されて反落した日だった。この両日のロウソク足を頂点としてダブルトップを形成していると見ることができる。この近辺の日付のラインチャートを見ると、必ずしもきれいな形のダブルトップということはできない。少しいびつな形と見るべきであろう。
111円というラインが意識されている以上、この後の相場の行方を考えると、長期的な下降トレンドが形成される可能性のほうが高いとみる。したがってネックライン(安値を示す底値圏で、直近の高値に水平線を当てた線。トレンド転換のシグナルとされる)である109.400円あたりを割り込んでくると、次のポジションのエントリーチャンスであると、にらんでいる。
今週は取引を見送った。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
6月22日現在 9206円
就活は忙しい!(明治)
今週も就職活動のインターン活動などで忙しく、取引できなかった。これからは少しずつ取引できる時間が減っていくとは思うので、また新たな必勝パターン分析のため、少しずつ勉強を再開していきたいと思っている。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
6月22日現在 9512円