レアル・マドリードを欧州チャンピオンズリーグ3連覇へ導いたジネディーヌ・ジダン氏が突然、監督辞任を発表して衝撃が走りました。
誰もが知るサッカー界の「英雄ジダン」。選手時代の華々しい成績に加え、監督としても前人未踏の業績を残していただけに、「なぜ、このタイミングで?」と関心を集めています。さらに、去り際に残した「あの、ひと言」をめぐってファンがやきもき。ワールドカップの結果も影響するとあって、ジダン氏の去就に注目です。
「英雄ジダン」電撃辞任のワケは?
欧州のトップクラブがしのぎを削るチャンピオンズリーグ。前人未踏の3連覇を果たした直後の辞任発表に、衝撃が走りました。
Zinedine Zidane announces that he is stepping down as Real Madrid manager, five days after leading them to a third straight Champions League title.
(ジネディーヌ・ジダン氏は、チャンピオンリーグ3連覇を果たした5日後に、リアル・マドリードの監督を辞任すると発表した)
・step down:辞任する
ジダン氏の辞任発表はまったくの「想定外」だったようで、メディアの報道からも衝撃の大きさが伝わってきます。
The Spanish media was taken aback.
(スペインメディアはあっけに取られた)
・be taken aback:あっけにとられる、不意を打たれる
It has hit the dressing room like a bomb!
(レアル・マドリードのロッカールームを爆弾のように打ちのめした!)
・dressing room:ロッカールーム、楽屋、更衣室
辞任会見の直前に退任の意向を聞かされたレアル・マドリードのペレス会長は、驚きの色を隠せませんでした。
This is a sad day for me, for the players and for everyone involved with the club..
(私にとって、選手やクラブに関わる全ての人にとって、悲しい日になった)
渦中のジダン氏は、退任の理由について会見でこう述べました。
I think this team needs a change, a different voice, another methodology. (このチームには変化が必要だ。違う声、異なる方法論が)
とはいえ、その横でペレス会長が「ジダン氏にはチームに残って欲しかった」と、未練たらたら発言したくらいですから、どうやらチームは「変化」を求めていなかったようにもみえます。