「トランプ砲」解読5つのコツ! 歴史を動かす「リアル英語」を体感する(井津川倫子)

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「トランプ砲」でボキャブラリーを増やす!

   (3)よく使われる「短縮ワード」を覚えておく

   nytimes:ニューヨークタイムズ紙
   Dems:民主党員。Democratsの省略形

   政敵である民主党や(トランプ氏は共和党)、何かにつけて批判を繰り返すニューヨークタイムズ紙などもよく登場します。「敵」に対しては「短縮ワード」を使うのが「トランプ流」なのでしょうか。

   (4)ネガティブ投稿や自画自賛ネタはスルーする
   トランプ大統領は、多い時は1日に10本以上ツイッターに投稿します。そのすべてを読む必要はありません。政敵や気にいらない人を非難する罵詈雑言、必要以上に自己アピールをする自画自賛ネタは、読んでも得るものが少ないのでスルーしてしまいましょう。どの投稿をスルーするかの判断は、下記を参考にしてみてください。

   ・写真付きの投稿はスルーする
   ・「敵」の名前が出てくる投稿はスルーする

   パターンとしては、支援者や著名人と並んでポーズをとっている「記念写真」は自画自賛ネタのケースが多いです。また、「Obama」「nytimes」など「敵」の単語を含む投稿は、ほとんどの場合がネガティブな内容です。よほど興味がなければスルーしてもいいでしょう。

   (5)先に、日本のニュースを読む
   先に日本のニュースで基礎知識を仕入れてから英文を読むとすんなりと内容が理解できますし、わからない単語の意味も憶測できます。

   オススメは、「日本でニュースになった投稿だけを読む」方法です。

   北朝鮮をめぐる動きや車や鉄鋼の関税に関する話題などは、トランプ大統領がツイッターに投稿するやいなや日本のニュースで紹介されます。その投稿だけ「トランプ砲」で英文を読む。これで十分です。日本でニュースになった時だけチェックすれば、ポイントを逃さずに「リアル英語」を満喫することができます。

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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