「チャイムを鳴らしたら住人全員が出てきた」
この騒ぎに、インターネットの掲示板ではこんな批判の声が相次いだ。
「何年も前からレオパレスは異様に隣室の音が聞こえると言われていたのに、誰も調べようとしなかったのか」
「レオパレス伝説ってこれ。
・エアコンが勝手に切れる。
・チャイム鳴らされたと思って玄関を開けたら、四軒隣の部屋だった。
・チャイムを鳴らしたら住人全員が出てきた。
・ティッシュを取る音が聞こえてくるのは当たり前、携帯のポチポチが聞こえることも。
・納豆をかき混ぜる音も。
・壁ドンしたら壁に穴が開いた」
さらには最近、不審な改修が行なわれているという声も。
「うちの隣のレオパレス。古くないのに建て直している。リフォームとかじゃなくて、完全なる建て直しで不思議だったんだけど、これかなあ」
「うちの近所もシートみたいなの全体にかぶせてなんかやってたわ」
ところで、今回の施工不良の発覚により、入居者やアパートのオーナーはもちろん、レオパレス21の下請企業まで影響を受けるのは避けられない。
帝国データバンクは急きょ5月30日、レオパレス21の下請企業の実態調査を発表。レオパレス21グループと直接、間接的に取引がある下請企業(一次下請、二次下請)を抽出して集計した。その結果、一次下請が528社、二次下請が3645社で、合計4173社に達することがわかった。
これらの企業の従業員総数は18万6354人にものぼる。全体の約7割が年商10億円未満の中小企業だから、経営への打撃が心配される。