長い歴史積み重ね...... マツダ、国内の生産累計5000万台に

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   マツダの国内生産台数が2018年5月15日、累計で5000万台を達成した。5月28日に発表した。

   1931年10月に三輪トラックの生産を開始して以来、86年7か月での達成となった。同社は28日、山口県防府市の防府工場で小飼雅道社長兼CEOをはじめ、役員・従業員らが出席して記念セレモニーを開いた。

  • 生産累計5000万台、86年7か月で達成(画像は、「マツダ」のホームページから)
    生産累計5000万台、86年7か月で達成(画像は、「マツダ」のホームページから)
  • 生産累計5000万台、86年7か月で達成(画像は、「マツダ」のホームページから)

1960年、「マツダ R360クーペ」で乗用車に参入

   小飼雅道社長は、記念セレモニーで「年間で約100万台を生産しても50年を要する計算となり、いかに長い歴史を積み重ねてきたかを示しています」と語った。

   マツダは1931年に広島で三輪トラックの生産を開始。60年には、軽自動車の「マツダ R360クーペ」の生産で乗用車市場に本格参入した。82年、防府工場で生産が始まり、以来国内では広島の本社工場と防府工場の2拠点が「両輪」となって生産してきた。

   複数車種を同じラインで生産する「混流生産」で、これによりマツダのビジネス規模に適した「多品種少量生産」を実現。商品競争力と多様性、量産効率の両立を可能にした。また、2016~17年にかけてクロスオーバー系車種の生産フレキシビリティを強化。近年の需要動向の変化に、よりスピーディーに対応できる体制を整えた。

   小飼社長は「今後もマツダは、さまざまな取り組みを通じて、強固なブランドの構築を図っていきます。防府と広島の両工場は進化を続け、技術・技能を海外の工場に速やかに展開するマザー工場としての役割を果たしてまいります」と、力強く述べた。

   マツダは中期経営計画「構造改革ステージ2」(2017年3月期~19年3月期)の最終年度である18年度の販売台数目標を166万台。24年3月期はグローバル全体で200万台の生産・販売体制の構築を目指す計画。また、次世代技術と次世代デザインを採用した商品の量産を、19年に開始する予定としている。

   インターネットの掲示板やツイッターなどには、期待や応援の声が少なくない。

「86年って聞くと、正直スゲェ~って思うわ」
「フォードが入ってきたときはどうなるかって思った。よく頑張ってると思うよ」
「ロータリーHVのRX‐9まだ~~~」
「マツダといえば、ロータリーエンジンだね。なんか感慨深いわ......」

といった声が寄せられている。

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