2018年5月21 日に 110 円台後半だったドル円相場は111円39銭まで急騰した。前週末の米中通商交渉で、中国側が輸入を増やすとの報道がきっかけだったが、その後は資源国通貨を対象にドル売りが強まったため、110円台後半まで値を下げた。
ドルが急落したのは23日。前日に開催された米韓首脳会談でトランプ米大統領が米朝首脳会談の延期を示唆したことから、北朝鮮情勢の緊迫化が懸念され、1ドル110円台前半まで下落。さらにトランプ米大統領が「中止」を公表すると108円96銭まで値を下げた。
その後、やや戻して109円台前半で推移している。ドル円相場が激しく動くなか、一気に元手回復を目論んでいた早稲田大の惟光は、がっかり。明治大のRWはコツコツ作戦を継続中。慶応大の石油王は体調がすぐれず、取引を見送った。
長期的なトレンド意識、ここは耐える!(早稲田)
5月23日(水)
いままでジリジリと高値を更新してきたドルだが、この日になって急激に値を下げた。一時的に1ドル109円台まで落ち込む場面もあり、ポジションの評価益は大きく下がった。1日にまたがって1円以上の値動きがあり、激しい動きをした日である。
評価益が1000円以上出ていたため、元手を1万円に回復させることができる見込みがあり、正直期待していた。しかし、この日の急落により叶わなくなってしまったので残念である。
スイングトレード(数日から~数週間、数か月で売買を済ませる短期売買のトレード方法)では、長期間かけての値のうねり(で利益)を取ることを目的としている。そのため、短期的な値動きに一喜一憂するのはよくないことだと、頭ではわかっている。しかし情は移ろいやすいもので、評価益が下がってしまったことを素直には受けとめきれず、ショックを受けた。
もうここでポジションを決裁したほうがいいのではないかと不安になったが、長期的なトレンドを意識して、こみ上げる不安を必死にこらえて、取引は見送った。
5月24日(木)
前日に引き続き、きょうも大きな陰線(始値に比べて終値が安かった場合を示す)をつけた。安値は108.955円と、108円台に突入した。前週言及したように、「三月またがり60日」の格言に従うと、次に注目されるのは6月26日。それまでには1か月近くの時間が残されているので、まだ長期的なトレンドの転換点には早いと考察した。したがって取引は見送った。建玉は、750ドルを買いで保有したままだ。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
5月25日現在 8806円