新人を騙して定着させようなんて時代錯誤も甚だしい
これだけ転職市場が成熟し、20代をターゲットとした第二新卒市場まで定着しているなか、新人を騙して定着させようという採用方針自体が間違いなのだ。
さて、そういう採用方針の古い会社を見分ける目安は、やはりインターンシップだろう。
実際の職場に入れずに学生だけを集めて、一日インターンなどを行う企業は、入社するなとまではいわないが、入社後にそれなりのギャップがあることは覚悟しておいたほうがいい。
ちなみに、転職の際、一つのキャリアとして評価されるには3年の職歴が一つの目安となる。そう考えると、現在の仕事の延長線上に希望するキャリアがあるのなら、できれば3年は頑張ってみることをオススメしたい。
しかし、まったく異なるキャリアや業種へ転身したいのなら、特に3年という節目にこだわる必要はないというのが筆者から新人へのアドバイスだ。(城繁幸)