新人の「超」早期離職は企業側のミスだ 「一日インターン」で何がわかる!(城繁幸)

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新人を騙して定着させようなんて時代錯誤も甚だしい

   これだけ転職市場が成熟し、20代をターゲットとした第二新卒市場まで定着しているなか、新人を騙して定着させようという採用方針自体が間違いなのだ。

   さて、そういう採用方針の古い会社を見分ける目安は、やはりインターンシップだろう。

   実際の職場に入れずに学生だけを集めて、一日インターンなどを行う企業は、入社するなとまではいわないが、入社後にそれなりのギャップがあることは覚悟しておいたほうがいい。

   ちなみに、転職の際、一つのキャリアとして評価されるには3年の職歴が一つの目安となる。そう考えると、現在の仕事の延長線上に希望するキャリアがあるのなら、できれば3年は頑張ってみることをオススメしたい。

   しかし、まったく異なるキャリアや業種へ転身したいのなら、特に3年という節目にこだわる必要はないというのが筆者から新人へのアドバイスだ。(城繁幸)

人事コンサルティング「Joe's Labo」代表。1973年生まれ。東京大学法学部卒業後、富士通入社。2004年独立。人事制度、採用等の各種雇用問題において、「若者の視点」を取り入れたユニークな意見を各種経済誌やメディアで発信し続けている。06年に出版した『若者はなぜ3年で辞めるのか?』は2、30代ビジネスパーソンの強い支持を受け、40万部を超えるベストセラーに。08年発売の続編『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか-アウトサイダーの時代』も15万部を越えるヒット。ブログ:Joe's Labo
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