1ドル110円の「壁」突破 「三月またがり60日」の格言に乗った早稲田大

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   ドル円相場は1ドル110円の壁を突破した。2018年5月14日には一時、109.21円の安値をつける場面があったが、米国と欧州連合(EU)の貿易交渉をめぐって、米国が鉄鋼やアルミニウムの制裁関税の適用に言及したことでユーロが下落。ドル買いが優勢になるなか、ドル円相場も109円台後半まで上昇した。

   翌15日は好調な米経済指標を背景にドル買いが続き、1ドル110円台半ばまで上昇。さらに、17日に米フィラデルフィア連銀の5月の景況指数が予想を大きく上回ると110円台後半まで上昇した。おかげで、早稲田大の惟光が保有する買いポジションの評価損益はアップ。一方、明治大のRWと慶応大の石油王はタイミングを逸した。

  • 1ドル110円を突破したが……
    1ドル110円を突破したが……
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チャンスなのに...... 元手減らしたことを後悔(早稲田)

   5月15日(火)

   今まではなかなか突破することのできず、重く厚い壁となっていた「110円」を、大きくブレイクアップした。5月2日、5月10日と、2度も跳ね返され固く拒まれていたが、確実にこの硬直状態を切り抜けた。

   これによって、保有建玉の買いポジションの評価損益は大きく跳ね上がった。先日に長期的な目で見ると上昇トレンドであると判断し、買い増ししたことが有利に働いている。

   ピラミッディング(利益が出ている相場で、さらに同じ方向にポジションを積み増すトレード手法)とレバレッジ(テコの作用)の高さを意識し、リスクを軽減するためにも250ドルの買い増しにとどめた。

   資金が8800円ほどであったため、計1000ドルの買い建玉にするとレバレッジが10倍を超えてしまう。それゆえ資金がもう数千円あれば1000ドル保有してもレバレッジが10倍程に収まるため、さらなる評価益の上昇が見込まれた。

   資金を減らしてきてしまったことに後悔の念である。元手が大きいほうが稼げる金額が大きくなることを改めて痛感する。

   5月18日(金)

   昨今の上昇トレンドの一番最初、つまり底は3月26日の陽線(終値が始値よりも高い状態)であると確認できる。トレンドの長さの格言である「三月またがり60日」に従うと、次に注目されるのは単純に計算して6月26日ということになる。

   その日前後まではこの上昇トレンドは続くと考えており、したがってポジションを保有したまま、取引を見送った。

   保有建玉 買い750ドル

前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
5月18日現在  8806円

プロフィール
早稲田大学 惟光
早稲田大学文学部2年、埼玉県出身。尊敬する人は、「投資の神様」ウォーレン・バフェットに紫式部! 旅行や写真が大好きで、サバの竜田揚げも大好き。 将来は「チャンスを平等にすることがしたい!」という。これまでFXはスキャルピング(ポジション保有後、短時間の内にわずかな価格変動から儲ける方法)で取引していたが、最近はスイングトレードに転向した。仮想通貨の取引も始めるなど、投資への関心は強く熱い。
明治大学 RW
明治大学総合数理学部2年、長野県出身。好きな歌手は、乃木坂46。趣味は映画観賞や乃木坂46が出ている番組の視聴で、週末などに楽しむ。将来は、IT系の仕事に就きたいと考えているが、今は単位を落とさないようにするのに必死。(笑)株式投資からスタートし、最近はビットコインを少々カジッたところ。為替相場は株式投資にも影響する大きな材料。FX投資はデモ口座でやったことがある程度だが、大学対抗戦となれば、話は別。経験を積みながら、トップを狙う。
慶応大学 石油王
慶応大学商学部3年、京都府出身。好きな歌手はCHEMISTRY。将来は証券ディーラーになりたい! 小学生のとき、父のFX投資を間近に見ていたことをきっかけに、為替に興味を持つ。中学1年のときのリーマンショックで怒涛の円高を目の当たりにし、この時に円を売っていれば大儲けできたのではないか、と気付いたという筋金入りのFX投資家。現在はテクニカル分析と呼ばれる、チャートの形状を判断材料としてトレードする手法を研究中。為替相場の世界で大成功を収めることを夢見て、日々精進中という。
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