【震災7年 明日への一歩】「オール宮城」で復興 工芸品「雄勝の濡れ盃」の誕生秘話

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記者は、あまりの美酒にお代わりをしてしまった

   ――「雄勝の濡れ盃」でお酒を飲む時は、どんな作法がいいのですか。

   島貫さん「雄勝石は熱伝導がいいので、熱燗だと手が熱くなります。冷や酒がオススメです。広い盃の濡れた風情を眺めながらお酒を味わう時は平盃で、手に包み込んで石の肌触りを感じながらお酒を楽しむ時は、ぐい呑みや角盃がいいでしょう。熱が伝わりやすいので、手のひらの体温でお酒が温まり、いい香りが立ち込めます」

   会社ウォッチ編集部記者は、島貫さんから平盃と角盃を借りて、宮城県の名酒「一ノ蔵」を飲んでみた。しばらく盃を手のひらに包んでいると、「一ノ蔵」のふくよかな香りがモワ~と立ち込め、心地よく鼻をつく。飲むと口あたりがやわらかい! ほろ苦くスッキリしている。思わず、それぞれの盃で1杯ずつお代わりをしてしまった。(福田和郎)

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