ビットコインの時価総額は約1.7兆円
さらに、2017年1月時点のビットコインの時価総額は約1.7兆円。日本企業でいえば、イオンや東芝と同じくらいの時価総額(2018年5月時点)になります。
日本株では大きい規模ですが、世界中から資金が集まると1日で数千億円の売買代金が発生します。そうなると、値嵩株レベルのビットコインも新興銘柄のように値動きが軽くなってきます。そのために、2017年12月6日から8日のたった3日間で、価格が100万円も上昇することとなったのです。もちろん、下落するときも同様の値幅で下落する可能性もありますが......
また、仮想通貨の価格は取引所によって異なり、国が違うとその価格差はより一層広がる傾向にありあます。その例として、日本や米国ではビットコイン価格が100万円の時には、仮想通貨人気のある韓国では110万円ほど、ジンバブエではなんと150万円で取引されているということもあったほどです。
2018年5月現在、ビットコインの売買高は70万円から100万円までの価格上昇と共に再び上昇傾向にあります。今後も日本をはじめとする取引所の増加が予定されておりますし、ライトニングネットワーク(ペイメントチャネルで繋がっている人であれば、誰にでも送金を可能とする仕組み)という新しい技術も実装されつつあります。
一時は高値から3分の1になったビットコインですが、より一層の新規マネーの流入が考えられますし、新興国ではやはり実利用として普及が続くと考えられます。
コインチェック事件後、「仮想通貨のバブルは弾けた」とのコメントが、メディアに踊っていました。しかし、それは昨年の5月末に暴落した際にも、9月に中国の取引所規制がかかった際にも同様のコメントを見かけました。
仮想通貨への投資は、にわかアナリストやコメンテーターに踊らされることなく、正しい知識と情報を身に付けて進めていきたいですね。(ひろぴー)