フリマアプリの「メルカリ」(東京都港区)が2018年6月19日に、東証マザーズに上場することが決まった。東京証券取引所が5月14日に発表した。
最近の「シェアリングエコノミー」を背景に、「メルカリ」は個人間取引のフリーマーケットをスマートフォンに持ち込んで成功。3月末時点で、累計ダウンロード数が約1億800万、月間アクティブユーザーの平均が約1030万人いる。
「メルペイ」「メルチャリ」...... 事業領域を拡大中
メルカリは、2013年の創業。スマートフォンに特化した「メルカリ」や、本やCDを取り扱う「メルカリ カウル」、ブランド品向けの「メルカリ メゾンズ」などを運営する。2017年11月には、決済・金融事業の展開に向けて「メルペイ」を設立。18年2月には、シェアサイクルサービスの「メルチャリ」を開始するなど、事業領域を広げている。
有価証券報告書によると、直近の決算期にあたる2017年6月期(連結)の売上高は220億円、経常利益は27億円の赤字、当期純利益は42億円の赤字だった。