新入社員の意識に管理職は愕然! そのワケはこれだ?

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子どもが生まれたら家庭優先の「イクメン」がトップ

   さらに、「結婚後、子どもが生まれ時は仕事とどう向き合うか」を聞いたところ、男性では初めて、「それまでより残業や休日出勤を減らしたい」(41.8%)がトップになった。「そのまま働きたい」は40.7%の2位。仕事より家族を優先させたいという「イクメン」の考え方が、多数を占めるようになったのだ。

   こうした傾向について、平井さんはこう説明する。

   「『定時に帰る』という考え方は、企業側も働き方改革で残業を少なくする方向を打ち出していますから、若者にとっては当然のことだし、企業側にとってもありがたいことのはずです。ただ問題なのは、仕事を途中で放棄して帰ってしまうこと。いかに新入社員の生産性を高めて、早めに仕事を終わらせて定時に帰らせるか、会社の指導力が問われています」

   それにしても、「辞めてもいい」と開き直り、残業はイヤ、「定時に帰りたい」といった新入社員を、教育・指導しなければならない管理職も大変である。 いったい、管理職はどうすればいのだろう。平井さんは、「それもあって、管理職の方々の研修が必要なのです。いまの新入社員と管理職世代とは、もう考え方が違いすぎるのです。そのギャップを埋めなければなりません。当社が6月に実施する管理職向けの新入社員指導方法の研修は、4月に調べた、その年の新入社員の傾向を分析した結果を反映しています」と話す。

   なるほど! いまの新入社員は管理職が苦労していることを、すでに察しているようで、意外に抜け目ないといえそうだ。

   なお、調査は4月3日~16日に、トーマツイノベーションが東京、横浜、名古屋、大阪の4か所で開催した契約会社の新入社員研修を受講した男女4863人を対象に、アンケート形式で実施した。

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