イチロー選手の「英語力」が気になる! 現地メディアの評価はいかに?(井津川倫子)

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「イチローは英語を話せない?」が現地でも話題に

   検索結果ページにズラリと表示された「見出し」を眺めているうちに、とても気になる「見出し」を見つけました。

   Ichiro Suzuki Speaks English Just Fine
(鈴木イチローは、英語をちゃんと話す)

   「いったいどんな内容なのか」と気になって本文を読んでみたら、イチロー選手の「英語力」をめぐる、米スポーツ記者たちのやりとりを紹介した記事でした。

   ご存じのとおり、イチロー選手の会見はすべて日本語で行われます。とある記者が、「アメリカで18年もプレーしていて、どうして英語で会見しないの? もしかして、英語を話せないの?」といった疑問をツイッターしたことがきっかけで、イチロー選手の「英語力」が話題になったというのです。

   これに対し、イチロー選手をよく知るスポーツ記者が「彼は英語が上手。彼なりのポリシーがあって、通訳を入れているだけだ」と反論しました。

   He doesn't conduct interviews in English because he respects language differences and doesn't want to cause any confusion.
(彼が英語でインタビューを行わないのは、彼はことばの違いを尊重していて、混乱を避けたいからだ)

   実際にイチロー選手が英語でインタビューに応えている映像も流されて、当のツイッターは削除されるに至ったそうです。ちなみに、イチロー選手は英語だけでなくスペイン語も会得しているとか。彼のことを「trilingual」(3か国語を使いこなす)と評しているメディアもありました。

   ここで、今週のニュースな英語です。

   イチロー選手をめぐる報道から、「人(や業績)をたたえる英語表現」を学びましょう。

most valuable player(MVP)
最も価値がある選手

   名詞を入れ替えるだけで、バリエーションが広がります
most valuable product(最も価値がある商品)
most valuable company(最も価値がある会社)

   「すばらしい」という意味の形容詞も、ビジネスの場面でよく使います。
brilliant (すばらしい)
marvelous(すばらしい)
「performance」(業績)を後ろに持ってきて、「marvelous performance」(すばらしい業績)といった使い方をします。

   ひと言で「すばらしさ」を表す名詞も便利です。特に下記の2つは、そのまま万国共通で使えそうです。
legend(レジェンド)
superstar(スーパースター)

   いかがでしたか?

   海外の情報をゲットする時も、「Google先生」はめちゃくちゃ便利です! 海外の反応がビビッドにわかるのが魅力で、私は「気になったネタはすぐにGoogle検索」をルールにしています。英語のバリエーションもネタも増える、一石二鳥のオススメ技です。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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