首都圏で新築マンションを買ったら...... 元を取るまで「24年半」の計算

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「賃貸最強!?」 「割高感」郊外へ広がる

   また、首都圏をエリア別にみると、最もマンションPERが低かった(割安感が強かった)駅は、JR常磐線の柏(千葉県柏市)の「14.97」。賃料換算では回収期間が首都圏平均と比べて約9.5年も短かった。柏の新築マンションの価格は3700万~4000万円で、ここ3年間はおおむね安定している。

   一方、マンションPERが高かった(割高感が強かった)駅は、東京メトロ銀座線の青山一丁目(東京都港区)の「45.26」。賃料換算でみると、回収するのに首都圏平均より20年以上も余計にかかる計算になる。新築マンションの価格は2億円を超えている。

   全体的にみると、賃料見合いで、比較的に強い割高感を示すエリアが郊外エリアにも広がってきている。前出の高橋氏は「最近の郊外のマンションは立地がいい。駅近のタワー型がPER(割高感)を押し上げています」と説明する。

   こうした調査結果に、インターネットの掲示板などでは、

「今の値段で利回り考える人は不動産買ってないだろ」
「賃貸最強ですわ!」
「少子高齢化なのに、マンションに投資する奴~プップップwwww」
「収入から税金とか金利とか修繕費とか払うから25年の賃料分の価格なら実際には50年くらいかけないと元が取れないだろうな」
「下落したら優良中古物件漁る」
「いまどきのマンションは中華のバブリーなやつが適当に買ってるだけで日本人で投資目的で買ってるやつはおらんやろ」

などと、比較的冷静にマンション市場を見ている人の声が少なくない。

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