経営破たんで廃止のローマ、ミラノ線、LCCなら復活できる?
「フルサービスキャリア」と呼ばれる既存の航空会社は、主にビジネス需要で収益をあげるのに対して、LCCでは主にレジャー需要を見込む。JALは経営破たん直後の2010年度に、路線規模を国際線で08年度比4割縮小している。この時廃止された成田‐アムステルダム、ローマ、ミラノ、デンパサールといった路線はレジャー客が中心で、搭乗率が高い割に採算性が低いことが指摘されていた。運航コストが低いLCCであれば、こういった路線でも採算がとれる可能性が出てきそうだ。
5月9日のJ-CASTニュース会社ウォッチ編集部の取材に、JAL広報部は日経などの報道について、
「当社が公表したものではない」
としたうえで、
「国際線中長距離の格安航空会社(LCC)設立については検討を行っているが、現時点で決定した事実はない。開示すべき事項を決定した場合には速やかに公表する」
とコメントしている。