【連休明け「やる気UP」の方法、教えます】気持ちがモヤモヤ...... そのとき!?(その4)

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   ゴールデンウイーク明けに、気持ちがモヤモヤして、どうしても会社に行きたくないと思ってしまった場合、どうしたらいいのか教えてほしいじぇい。無理してでも行ったほうがいいきゃすか?

   また会社に出社したものの、仕事がまったく手につかないときなんか、どうしたらいいの?

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早め早めの相談をオススメ

   そうですね。仕事が手につかないとなると、できれば誰かに相談することをオススメします。

   まずは話をしやすい人に相談するなどしてみてください。そして、できれば仕事が手につかない事実を、相談した方と客観的にみていくのがいいでしょう。

   体調などの心身に不安がある場合は、医師に相談することも検討するほうがいいと考えられますが、仕事が手につかないという場合でも、その程度によっては医師に相談すべき事例といえます。

   それは、モチベーションが上がらない、やる気が出ないといった、モヤモヤした抽象的な症状だとしても、事実上職務に影響しているという点で事例性があると考えられるためです。

   事例性とは、病気かどうかはわからないけれど、客観的事実として職場で起きている問題点のことを指します。職場での問題にいち早く気づけるのは、自分自身や周りにいる人であることは間違いありません。相談することを通して、自分を見直すキッカケにもなりますから、相談は積極的にできるのが望ましいといえます。

   ただ、本当に参ってしまってからは誰かに相談ということもしづらくなります。マジメな人ほど、まだ頑張れると自分を追い込んでしまう傾向があるともいわれていますし、「まだ頑張れる」と考えることは、「もう頑張れない」とカラダがサインを出しているためだというくらいの認識で、早め早めの相談を心がけましょう。

モチベーションアップの方法はコレだ!

   そもそもモチベーションをアップする方法ってあるきゃすか?

   モチベーションアップの方法はあります。自分の中でモチベーションをアップするための方法とともに、モチベーションが低下している人を「回復させる」方法を解説したいと思います。

   まず、自分自身でモチベーションを回復する方法です。

   モチベーションが下がってしまっている場合、その前提として休息が必要になってくる場合が多いことがあります。新年度がはじまって以降、仕事や職場環境などに慣れようと、ストレスや疲労を溜めてしまっていますから、その回復を図ることが先決です。

   その後に、4月に自分が何をしてきたかを考えてみてください。できたことやできなかったことではなく、何をしたかを事実ベースで考えることが大事です。

   できる、できないという認識は、自分の評価に過ぎないことがよくありますから、自分で自分の首を絞めないように、あくまで事実だけを考えることが大切なのです。そして、その事実をもとに自分が何を心がけたのか、何をしたかを考えてみてください。

   できた、できないとは別に、自分の経験が具体的になってくるのではないでしょうか。そのうえで、次にできそうな工夫や目標を自分で立てることが、モチベーションを上げることにつながります。

   たとえば、新人研修に参加したという事実の中に、自己紹介があったとします。そして、その自己紹介をしたという事実の中には、相手に伝わるように声の大きさに配慮したことや、人によってアピールを変えたことなど、自分なりにやってきたことがあるのではないでしょうか。

   人が何かを評価する場合、その目的を達成できた、できないということで考えがちです。しかし、自分が何をしてきたかという経験を、しっかり「棚卸し」することで、これができる自分、足りない自分というものを具現化していくことができ、かつ次に繋げる力にできるのです。

モチベーションが下がっている人を「回復させる」方法

   一方、モチベーションが下がっている人へのモチベーションアップの方法です。

   モチベーションが低下している方は、外から見ていて話しかけづらい雰囲気があったりもしますが、まずは声をかけることが大事です。

   一人でいると、「どうせ自分はできないから......」「俺が足を引っ張っているんだ......」など、ネガティブな思考に陥りがちですし、自分で自分を責めているために抜け出すキッカケがつくれません。

   ですから、「どうしたんだろう」と気づいた、周りの方が声をかけていくという姿勢がとても大事なのです。

   次に、どのように声をかけるかです。私は、基本的にはその方を「認めてあげる」ように声をかけていくことをオススメしています。

   たとえば、「職場にはもう慣れた?」と声をかけるのではなく、「まだ慣れない部分もあるかもしれないけど、今のペースでゆっくりね」と、声をかけるのです。

   「大丈夫?」と声をかけたとしても、「大丈夫です」としか、返事がない場合が多いものです。

   そのため、「どんな感じ?」と自由に語れるように声をかけた後、できている部分を「ちゃんとできているから心配ない。その調子で進めて行こう」などと、声をかけてあげられるとよいかと思います。

   相手を否定せず、今を受け入れて承認していく姿勢が、相手のモチベーションアップのためには大事になることです。(木村俊夫)

木村 俊夫(きむら・としお)
木村 俊夫(きむら・としお)
キャリアコンサルタント
家庭教師・公務員試験対策講師を経て、30歳で小説家を志し活動したが失敗し挫折を経験する。そんな中での再出発がキャリアコンサルタントだった。とくに過去の経験から自分のことを自分で決められないケースを多く扱ったことから、今後は一人ひとりが自身と向き合うための手伝いがしたいとの強い思いで現在の道を進んでいる。2018年から、一般社団法人セルフキャリアデザイン協会の理事。https://self-cd.or.jp/
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