世界一のモテ男、ハリー王子 バツイチ女優との「こだわり婚」(井津川倫子)

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ベーカリー職人がつくるウエディングケーキのお味は?

   ところで、英国は「ウエディングケーキ」発祥の地だといわれています。18世紀に、ロンドンの菓子職人が聖ブライド教会のフォルムにヒントを得てつくった「三段重ね」のウエディングケーキが、大ヒットして瞬く間に世界中に広がったとか。

   ビクトリア女王の結婚式以来、英国王室では伝統的に「フルーツケーキ」を採用していましたが、今回、ハリー王子とメーガンさんが選んだのは「レモンとエルダーフラワー風味のケーキ」。フルーツケーキを選ばずに、「英国王室の伝統を破った」と話題になっていますが、いったいどんな味のケーキなのでしょうか?

   しかも、王室御用達の有名パティシエではなく、屋台からスタートした下町のベーカリー職人を選んだところに、二人の「こだわり」が反映されていることは間違いないでしょう。

   ちなみに、一般市民がため息をついたのが挙式の日取りです。平日にロイヤルウエディングが行われると「休日扱い」になるところが、今回は土曜日!「休日」を期待していた人々への代替策として「パブの営業時間を2時間延長する」というニュースには、思わず笑ってしまいました。

   さて、今回はイベントや会議を「開催する」という英語を学びましょう。

   場所や時間を表す「前置詞」も要注目です。それにしてもこの英文、「take place」という頻出熟語といい、前置詞の使い方といい、ビジネス英語のお手本です! 固有名詞を入れ替えるだけでそのまま使えますよ!

   The wedding of Prince Harry and Meghan Markle will take place on 19 May 2018 at Windsor Castle in England.

   この文章を、会議の案内に応用してみましょう。

   Next meeting will take place on 19 May at ABC building in Tokyo.
(次回の会議は、5月19日に東京のABCビルで行われます)

   「on」は曜日や月、「at」は狭い場所、「in」はより大きい場所を表す名詞の前に使います。「前置詞」は間違えやすいので、例文のまま覚えておくと、とっさの時に迷いません。

   「on」の後ろに曜日を持ってくると、こうなります。

   Next meeting will take place on Wednesday at ABC building in Tokyo.
(次回の会議は、水曜日に東京のABCビルで行われます)

   「take place」はイベントでも会議でも幅広く使えるので、一つ覚えておくだけで応用が効きます。ガンガン使いこなしてください。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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