ロシアゲート問題や対中貿易戦争、さらにはシリア外交と、相変わらずトランプ米大統領の一挙手一投足に注目が集まる。そうしたなか、2018年4月9日に1ドル106円台後半だったドル円相場は、107円前半までジリ高となったものの、その後は再び106円台後半に急落。ロシアゲートをめぐるFBIの捜査状況が報じられたのが、きっかけだった。
一方、10日のアジアフォーラムで中国の習近平国家主席の演説がマーケットフレンドリーな内容だったことから、米中貿易摩擦への懸念がやや和らぎ、ドル円相場は107円前半まで急反発。ところが、11日にトランプ大統領が「ロシアはシリアへのミサイル攻撃に備えよ」とツイート。シリアへの軍事攻撃を検討していることが漏れると、ドル円は106円台後半に反落した。
106円後半~107円半ばのレンジ相場。上昇トレンドの兆しを感じながらも、ここはじっくり構える早稲田大の惟光。方向感が読みづらいなか、こまめに稼いで巻き返しを図る慶応大の石油王。明治大のRWはもうすぐ始まるゴールデンウィークをにらみ、相場分析に注力する。
上昇トレンドの兆し? しばし様子見を決め込むが......(早稲田)
4月13日(金)
今週は106.60円から107.50円のあいだを行ったり来たりするレンジ相場であった。最後の金曜日においては上ヒゲが頭一つ抜きんでるような形にはなったものの、実線部分は始値にほぼ収束してしまった。振り返って、方向感のない1週間だった。
日足のラインチャート(終値だけで描かれているチャートのこと)を開いてみると、2018年3月23日に底値を打ってから、上下動はあるものの上昇トレンドに転じつつあるのがわかる。4月18日や17年9月8日など、大きなトレンドの中での決定的な底値を付けた日のレートを考慮すると、それらのだいたいの節目である108.00円付近が次のターニングポイントとなりそうだ。
その近辺において上昇トレンドが跳ね返されるか、それとも突き抜けさらなる上昇トレンドに転じるのかは、今後のトレンドの転換点となるに違いない。いずれにしても今年1月8日から始まった大きな下降トレンドは3の倍数月の波を意識すると、3か月で切れ目よく終息したものと捉えている。
今週はポジションをとることは見送った。だが、上昇トレンドが始まった兆しがあるため、もう少し様子を見たあとに、「買い」でポジションを持ちたいと考えている。
前回の下降トレンドではトレンドの中盤からエントリーしたこともあり、ポジションの大きさは小さめに設定してリスクを減らすことを意識した。しかし次回は3の倍数月の波に乗るのは2回目になるので、前回よりは大きなポジションをとって利益獲得を積極的に狙っていこうと思う。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
4月13日現在 8806円
相場を分析、虎視眈々(明治)
今週は授業が忙しく、取引は行わなかった。
もうすぐゴールデンウィーク。その時期の相場を、きちんと分析して利益へと繋げたいと思う。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
4月13日現在 9219円