平均年収「自営業」440万円から「自由業」260万円まで
それぞれのタイプのフリーランスの平均年収をみると、「自営業」系が一番多く、440万円(このうちフリーランスの仕事で得た収入は81%)。次いで、「副業」系の435万円(同17%)、「複業」系が428万円(同36%)、「自由業」系の262万円(同60%)と続いた。
それにしても、自営業や自由業の人は、狭義のフリーランスなのだから、それぞれの年収の中にフリーランス以外の収入があるのはどういうわけか――。
J-CASTニュース会社ウォッチ編集部がランサーズの広報担当者に聞くと、「株取引などの投資や不動産の家賃収入、そして最近はメルカリなどのフリマによる収入も増えています。フリーランスは基本的に業務委託形式の仕事ですから、こうした収入はフリーランスで働いたうちに含まれないのです」とのことだった。
調査では、フリーランスの人とそうでない人に、仕事の満足度を聞いている。すると、「自由である」「仕事に熱心である」「達成感がある」「仕事に誇りが持てる」「裁量権が大きい」「満足している」などの質問項目すべてで、フリーランスの人はそうでない人より、「そう思う」と答えた人の割合が1.5~3倍近く高かった。
その一方で、「収入の不安定さ」がフリーランスを続けるうえで大きな壁になっているのは確か。「(フリーランス以前より)収入が増えた」と答えた人は32%しかいなかった。