大事なのは、リフレッシュ感を共有すること
人間誰しも新しい環境に飛び込んでいく時には、知らず知らずのうちに前向きな期待感オーラのようなものが出ているように思います。そして、それは周囲にも伝わって、明るく前向きなムードが自然と伝播し、確実にプラスの効果があるように思えるのです。
電車内の行きずりですら感じられる一種の爽快感。組織の中なら、それはもっと効果が大きいのではないでしょうか。思い起こせば銀行時代、毎年新人が入ってくる営業現場と、ほとんどそれがない本部とでは、この季節のリフレッシュ度は雲泥の差であったことを思い出しました。
中小企業の新人採用が難しいことは百も承知ではありますが、やはり毎年この季節にはたとえ中途採用であっても、外から新しい風を取り込んで、年に一度のリフレッシュ感を共有したいものだなと、新たな気持ちで新年度をスタートさせる大切さを改めて感じました。
採用、配置替え、組織変更...... 自然界も新芽を吹いて、我々に爽快感を与えてくれるこの季節にこそ、組織内に新しい刺激がなにがしか必要だと改めて思います。
企業によっては4月が新年度入りではない企業も多々あるかとは思いますが、世の流れや自然界の摂理というものを、企業経営に活かすのも経営者の大切な手腕ではないかと思う次第です。
(大関暁夫)