「時間内に仕事ができない無能力なパートはクビにしなさい」
その一方で、ごく一部だが、次のように投稿者に賛成する意見があった。
「以前はパートといえば腰掛け程度で簡単な仕事をする人というイメージでしたが、今は即戦力です。だから、同僚の『仕方がない』という発言は当てはまらない」
「私は海外生活が長いですが、日本人の仕事への責任感は本当に素晴らしいと思っています。海外ではスーパーのレジ打ちの人は時間がきたら、どんなにお客さんが並んでいても、『はいっ、ここまで』とお客さんを置いて帰ってしまいます。日本人はそんなこと絶対しませんよね。とりあえず、いま並んでいるお客さんの対応をしてから帰りますよね。投稿者の言っていることはそういうことではないですか」
「パートに対する意識の低さにびっくりしました。皆さん、20年くらい前の感覚ですね。まず時間内に仕事が完成できる人を雇う。能力がない人を雇ってはダメ。時間内に終わらせることを前提に働いてもらい、できなければ怠慢と見なし、残業は仕方がないです。私は時間内に終わらせることができない、不出来なパートを辞めさせてきました」
このように賛否両論があるが、法律上はどちらが正しく、また、パート労働者の残業にはどう対応したらよいのか。J-CASTニュース会社ウォッチ編集部では、労務管理問題に詳しい石崎冬貴弁護士(横浜パートナー法律事務所)に聞いた。