企業に広がるLGBT支援の動き NTTが同性パートナーを「配偶者」に

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キリン、日産、みずほ、三井住友、そしてIT大手が......

   LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)と呼ばれる性的マイノリティーの人たちが働きやすい職場を目指す動きは、日本企業でも広がりはじめている。

   LGBTを支援する任意団体「work with pride」がまとめたレポート「PRIDE指標2017」によると、LGBTに理解のある企業に贈られる「PRIDE指標」で最高ランクの「ゴールド」を受けた企業・団体は2017末現在、まだ86と少ない。

   キリンや日産、ソニー、富士通、資生堂、サントリーなどの製造業や、みずほファイナンシャル、三井住友銀行、日本生命保険、第一生命保険などの金融・保険業が目につくが、IT(情報通信)分野が特に多い。

   今回のNTTと同じように、同性パートナーを配偶者として認めるよう社内規定を変える動きが2016年からIT大手に相次いだ。16年7月に楽天、10月にソフトバンク、12月にミクシィ、そして17年4月にはKDDIがスタートさせた。いずれも、住宅手当や単身赴任手当、結婚祝金、特別休暇(弔事、結婚、出産、子の看護、親の介護など)、育児休職、社宅の入居などを、配偶者と同じ扱いにしている。

   また、社員だけではなく、携帯大手のソフトバンク、NTTドコモ、KDDI(au)では、携帯電話の家族割引サービスにも同性パートナーを認めている。

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